「HERO」大阪舞台挨拶 2015.08.08
「HERO」大ヒット記念の舞台挨拶。
今作の大阪舞台挨拶は今回が初!
木村拓哉さん、松たか子さん、鈴木雅之監督をお迎えしての舞台挨拶の司会という大役を仰せつかった。
今日発売のスポーツ各紙でも取り上げていただいたようだし、ファンの皆さんが愛あるレポをたくさん上げていらっしゃることだろう。
なので敢えて私が書く必要もないのかもしれないけれど、私目線でお伝えできることも少しはあるかもしれないと思って書いてみます。
対象があまりにも大スターなので、ファンの方からしたら、たかだか2時間接しただけで何がわかると思われたり、舞台裏の話などを快く思わない方もいるかもしれませんが、それでも読んでみようかなと思ってくだったなら、続きをどうぞ…。
この夏一番の暑さになるかもと言われていた週末。
暑苦しい日差しを浴びて現れた木村さんは何とも爽やか!
そして松さんはとてもキュート。
松さんは何年も前にインタビューさせていただいたことがあって、その時のサバサバ美人という印象も素敵だったけど、凄くかわいらしい雰囲気になっていた。
軽い打ち合わせが始まったが、早くも木村さんと松さんの掛け合いが。
私の印象としては、木村さん、けっこう細かいボケを挿んでくる(笑)。
木村さんに限らずゲストに失礼があってはいけないので、こちらとしては真剣モードで話を伺っているので、ボケだと気付かずスルーしかけてしまうことも…。
そこをすかさずつっこむ松さん。
それで一気に場が和んだ。
大阪の舞台挨拶は2回。
1回目は映画上映後だった。
劇場の扉の外でスタンバイしていると、映画が終わって場内から沸き起こった拍手が聞こえてきた。
これには出演者も「オー」。
常に拍手と歓声を浴び続けている方たちでもこういうリアクションするんだなと新鮮な感じ。
だから会場に入って最初に皆さんの気持ちは届いてますよということを話したのだが、木村さんも最初のご挨拶でそのことに触れて感謝の気持ちを述べた。
そりゃあ私から聞くより木村さんから直接言ってもらった方がファンも感激よね(笑)。
なんかそういう気持ちのキャッチボールを大切にされてる方だなぁというのを随所に感じた。
松さんは今作のイベント初参加!
しかも木村さんとの舞台挨拶となると、前回は遡ること8年前の「HERO」初日舞台。
とアナウンスすると、客席からは「ヒュ~」(笑)。
お二人も思わず笑顔に。
こういうイベントって客席のノリもとても大切なので、逐一熱いリアクションをしてくださって感謝です。
客席は圧倒的に木村さんファンが多い印象だったけど、松さんとのコンビのファンでもあるんだなというのが伝わってきた。
1回目はマスコミ各社に入ってもらっていたので、多少段取りごとが多かったのだが、お客さんもテレビや紙面で見る光景を楽しんで体験してくれてたらいいな。
それに何と言ってもフォトセッションは出演者が客席ど真ん中に登場するというサプライズ!
大ヒット記念で割るくす玉がセッティングされると、周りのファンからは悲鳴が(笑)。
実際に出演者が現れると軽く呼吸困難になってる方も。
わかるわかる(笑)。
劇場のキャパからいって最後列でもコンサートレベルで考えるとかなりの良席。
それが本当に目の前に現れたら、もう何が何だかわからなくなりますよね。
前の方のお客さんも一斉に後ろを向いてキャーッ(笑)。
でもフォトセッションがあるので我慢して前を向いてもらい、くす玉割るカウントダウンもバッチリしてもらった。
皆さん、心臓飛び出そうなところ、ご協力ありがとうございました。
フォトセッションも無事終わり、残念ながらお別れの時間に。
退場の際は皆さん通路前後の方たちにハイタッチや握手のファンサービス!
木村さんもかなり丁寧にたくさん応じていた。
ラッキーなファンたちは倒れこんだり泣いたり、もう大変(笑)。
その後、手を洗う時は断腸の思いだっただろうな(笑)。
2回目までの休憩時間。
木村さんにむやみに近付くとお付きの方につまみ出されると思って(←逆に失礼なイメージ…?それぐらい大スターってことです)距離を置いていた。
でもスタイリストさんやメイクさんと話しながら、ごく自然にこちらにも話を振ってくれて、結局2回目開始直前までお話しさせていただいた。
きっと私の拙い司会ぶりに、話しやすいよう気を遣ってくださったのだろう。
あ、ちなみにお付きの方というのも私の大スターに対する貧困な発想で、そんなたいそうな感じは全然なかったです…すみません。
話の大半は方言についてだった。
関西弁と音楽の関係について、とてもアカデミックな話も伺い、私は感心しっぱなし。
しかも、その関西弁が上手い!
幼少期にいらしたこともあるかもしれないが、やっぱり耳がいいというか、優れた勘をお持ちなんだろうな。
まだ関西弁の役を演じたことがないとのことだったので、「是非!」とおこがましくもお願いしてみた。
で、2回目の進行は全て関西弁で、と指令を受けた。
私はネイティブスピーカーだけど、親しい関係の相手もしくは相手も関西弁でなければ、案外バリバリの関西弁で通すって難しいものだ。
そう伝えてもみたんだけど、そんな丁寧に喋る必要ないから、とも。
木村さん相手にタメ口きく局アナ…ないない(笑)。
でもこれ、ただの無茶振りではないのだ。
その方がお客さんがリラックスして参加できるから、との提案だったのだ。
だから私も途中まで頑張ってみたのだが…終了後にはダメ出しされてしまった…。
私もまだまだです…(苦笑)。
その代わり(?)トーク中には何度も木村さんが関西弁を話してくれましたよね。
もちろんファンの皆さんも大喜びで、さすがだなぁと思った。
2回目はフォトセッション等がない分、ゆったりとファンミーティングのような雰囲気に。
最初に木村さんのボケの話を書いたけど、監督さんがけっこうボケる方だし松さんも時々かわいい発言されるので(笑)、ツッコミ役もされてた。
ほんとマルチな方だ。
そういえば木村さんがジャケットを脱ぎかけるファンサービス(?)もありましたね。
クーラー効いてるはずなんだけど、照明も当たるし、とにかくファンの皆さんの熱気が凄くて舞台上はかなり暑かった。
とはいえ、そんなことに耐えられない方ではないはず。
リラックスした姿を見せてくれたんだと思う。
あっという間に終わった舞台挨拶。
木村さんの作品への愛、ファンへの愛を強く感じた。
監督も「日本一のコンビ」と称した木村さんと松さんだけど、トークの中では北川景子さんの名前も出てきたり、シーズンの違いに限らずチームの皆が繋がって作品をとっても大切にしていることもよくわかった。
熱心なファンの方たちにとっては既にご存知の内容もあったでしょうけど、お二人の佇まいとか空気感(オーラ)等、その場でしか感じられないことを味わって、夏の素敵な思い出になっていればいいな、と思う。