乙女座さんの妄想劇場

杉本なつみブログ

Endless SHOCK 2013.9.11

7月に制作発表の司会をさせてもらった時は(7月30日の記事参照)、まだまだ先のことと思っていた大阪公演が開幕。
ついに話題の舞台を見ることができた。
(内容にもちょっとだけですが触れてますので、自己責任で読んでくださいね)


冒頭からフライングにイリュージョンと本当に楽しい展開。
ショービジネス界のお話なので、劇中設定のショーが続いて飽きない。
私は映像でしか見たことがなかったので細かいことは分からないけど、大阪に来て演出も所々変わっている印象。
より見やすいもの、面白いものへと進化してるんだなぁ。


堂本光一さんのフライングは一度見た方がいい!と噂に聞いていた。
飛ばれちゃうと、光一さんが頭上に来ちゃう位置関係だったので(とてもありがたいことだけど)、実はフライングの全貌は見られてない。
梯子から梯子へ飛び移るシーンは靴裏を見る感じ(笑)。
でも、その靴裏が梯子の上で微妙に角度を変えるタイミングでは、ものすごい緊張感が伝わってきた。
座席によって見え方が違うだろうから、贅沢だけど何回か見られたら面白いだろうな。


前半のクライマックスである階段落ち!
落ちると分かっていても、やっぱり息を飲む迫力。
いくら練習と経験を重ねたとしても、単純に痛いだろうに…。

でも個人的には階段へ行くまでの殺陣のシーンが一番好き。
光一さんの魂が伝わって来るような気がするから。
もちろん王子様な光一さんも素敵だけど、ボロボロに傷ついて血まみれになっても闘志を捨てない光一さんが、とてもセクシーに見えた。


アドリブっぽい部分も楽しかった。
まさかの「お・も・て・な・し」も、しかもあの手振り付きで聞くことができたし(笑)。


「永遠の小柄」と自虐ネタも。
でも筋肉はさすが、すごかった。
終盤の和のパフォーマンスシーンは肉体美と鬼気迫る目付きとが合わさって、本当に強くて美しかった。
あれだけの時間動き続けても、あのキレ。
例え光一さんのことを知らずに見始めたとしても(そんな訳はないけど)、最後にはコウイチのかっこよさに惚れきっているはず。
やっぱり、これだけ続く作品の座長はオーラが違うな。


カーテンコールの挨拶の中では、ライバル役の内博貴くんについてのコメントも。
「彼に屋良のダンススキルは求めてません。」
確かに屋良朝幸さんのダンスはとてもかっこいいし、すぐに真似できるレベルではないだろう。
でも、気持ちでぶつかってきてくれる、それは誰にも負けていない、とも。
制作発表の時も「内にできるかな?」とおっしゃったけど(笑)、こうやって名前を出して奮起させてくれる、優しい先輩だな、と思う。

光一さんがおっしゃるように気持ちという部分で、後半、コウイチと仲間と本音をぶつけ合うシーンの内くんの演技は、とても切なくて引き込まれた。
そういえば、内くんもお誕生日を迎えたばかりだな(私と同じ日なので…)。
これからダンスももっともっとかっこよくなっていくだろうし、光一さんのコメントも楽しみだ。


最後の最後まで見応えたっぷりのステージ。
出演者の皆さんが千秋楽まで無事に演じきれますように。